エクステンダーPTCAカテーテルは、冠動脈または冠動脈バイパスの患部を拡張し、心筋灌流を促進することを目的としている。このパクリタキセル溶出性バルーンは、適切なコーティング技術により、非常に短い膨張時間で抗狭窄薬であるパクリタキセルを安定的に送達し、さらに薬剤溶出性バルーンの送達および留置中の薬剤のウォッシュアウトを最小限に抑えている。 バルーンカテーテルは、低いバルーンプロファイル、低いチップエントリープロファイル、カテーテルの遠位シャフトの親水性コーティングにより、優れたプッシュ性、追従性、交差性を実現している。パクリタキセル溶出冠動脈用バルーンカテーテルは、特に冠動脈のステント内再狭窄の治療に用いられる。
主な組み入れ基準
署名されたデータリリースフォーム
冠動脈の既往のステント部位に再狭窄病変を有する患者(BMS、DESの別は問わない)
対象となる基準血管の直径:2~4.5mm
対象病変の長さ:8~28mm
対象病変の狭窄度> 50 % - < 100 %
主な除外基準
適切な抗凝固療法・抗血小板療法に対してアレルギーのある患者
パクリタキセルに対するアレルギーを有する患者 過去にブラキセラピーによる治療を受けたことのある標的病変を有する患者
利点
優れたプッシュ性
血管壁への薬物デリバリーが可能
長期的な血管開存のためのシングルショット、短期的なPaclitaxelの送達
均一で完全な薬物放出
---