IRT-5000シリーズは、赤外顕微分光分析を飛躍的に向上させる新機能を搭載したFTIR顕微鏡です。IRT-5000シリーズの顕微鏡は、FT/IR-4X、FT/IR-6X、FT/IR-8Xシリーズのいずれかの分光器と組み合わせて使用することができ、ミクロとマクロの両方のFTIR測定を組み合わせ、最先端の顕微鏡とイメージングシステムを提供します。このシステムは通常、物質同定や法医学分析には中赤外領域で、より基礎的な研究には近赤外および遠赤外領域で使用されます。
システム概要
IRT-5000シリーズFTIR顕微鏡には、観察・測定用にカセグレン素子と屈折素子を選択できる自動カルーセルが搭載されています。ミッドバンドMCT検出器を搭載(オプションで高感度ペルチェ冷却DLaTGS検出器を搭載可能)。最大2つの検出器を搭載することができ、顕微鏡のスペクトル範囲を拡大することができます。独自のIQマッピング機能により、サンプルステージを移動させることなく、透過/反射またはATRマッピングを行うことができます。オプションのオートフォーカス付き自動XYZサンプルステージは、より広いサンプルエリアのサンプルやマッピング分析に使用できます。リニアアレイMCT検出器を追加することで、特に動的実験に有用な超高速マッピングおよびイメージングが可能になります。
システムの特徴
サンプルステージを動かさずにIQマッピング
Spectra Manager™ スイート
KnowItAll®インフォマティクスとライブラリー検索
パージ(標準) 完全真空(オプション)
インターバル分析ソフトウェア付きラピッドスキャン(オプション
温度制御付き手動または自動ステージ(クライオ冷却および加熱)
デュアル検出器機能とユーザー交換可能な検出器
複数の対物レンズと自動切り替えが可能なカルーセル
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