本キットは、ハイリスク要因を持つ妊娠35~37週の妊婦、およびそれ以外の妊娠週数で早膜破裂や切迫早産などの臨床症状を持つ妊婦の直腸スワブ検体、膣スワブ検体、直腸・膣混合スワブ検体中のB群連鎖球菌の核酸DNAをin vitroで定性的に検出することを目的としています。
本キットは、周産期における妊婦のGBS感染診断の補助手段となるものです。検査結果はあくまで臨床的な参考値であり、最終的な診断は他の臨床指標と組み合わせて総合的に解析する必要があります。
サンプル採取
1.生殖器官および直腸分泌物の新鮮なスワブサンプル。
2.外陰部の余分な分泌物を拭き取った後、滅菌綿棒を膣の下1/3に当て、回転させて余分な膣分泌物を拭き取ります。サンプリング後のスワブを滅菌済みスワブチューブに入れ、チューブを密封して検出に供する。
3.肛門括約筋の2~3cmに滅菌綿棒を当て、軽く回転させて直腸分泌物を採取する。採取後のスワブを滅菌スワブチューブに入れ、チューブを密閉し、検出に提出する。
4.上記2種類のサンプリング後のスワブを同じ滅菌スワブチューブに入れ、密閉して提出することで陽性率を上げることが推奨されます。
5.なお、被検者はサンプリング前1週間は抗生物質やローションの使用を避けることが推奨される。
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