クラリスロマイシン、キノロン耐性および非耐性ヘリコバクター・ピロリ核酸増幅検査キット
胃がんの予測因子
本キットは、ヒト胃粘膜生検検体からヘリコバクター・ピロリ(H. pylori)の核酸DNAおよびクラリスロマイシンやキノロン耐性に関連する変異部位を定性的に検出することを目的としています。
Helicobacter pylori(ヘリコバクター・ピロリ)の感染は、世界的に見ても一般的な感染症であり、世界人口の約50%がH. pyloriに感染していました。H. pyloriは、慢性胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃がんなど、消化器系消化器関連疾患の重要な原因となっています。
現在、臨床で行われているH. pyloriの治療法は、抗生物質とPPIからなる3剤併用療法または4剤併用療法です。抗生物質の過剰使用や誤用により、抗生物質に対するH. pyloriの耐性が生じているため、H. pylori感染症の臨床治療の指針として、H. pyloriとその耐性を検出することが重要となっています。
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