閉塞性ショックの処置の実習に外科的気道確保の実習をプラスしたモデルです。
概要
高エネルギー外傷は、複数の外傷を合併する事が多く、胸部外傷は治療の優先順位を決定するのに中心的な外傷と言えます。この胸部外傷トレーナーは、閉塞性ショックの処置の実習に外科的気道確保の実習をプラスしたモデルです。
5つの手技が実習できます。
輪状甲状靭帯穿刺
輪状甲状靭帯切開
胸腔穿刺 (左右)
胸腔ドレナージ (左右)
心嚢穿刺
穿刺・切開部位には、気道、輪状軟骨、甲状軟骨があります。
輪状甲状靭帯はお手持ちのサージカルテープ( 紙製) を貼り付けて再現して下さい。
切開孔を広げる手技として輪状軟骨と甲状軟骨が開く構造になっています。
表皮にはシリコーンを使用し生体に近い外観と感触を持ち、訓練に臨場感を与えます。
エアーを入れることにより、左右の胸郭を隆起できます。( 緊張性気胸、皮下気腫)
胸郭の隆起に連動して頸静脈の怒張を再現できます。
穿刺部位のランドマークとして胸骨角と第二肋間があります。
穿刺を行うと空気が流失し、胸部の隆起、頸静脈怒張も治まります。
穿刺針にシリンジを付けていた場合には空気圧によりシリンジの押子( プランジャー) が持ち上がります。
表皮にはシリコーンを使用し生体に近い外観と感触を持ち、訓練に臨場感を与えます。
※18Gより細い針をご使用下さい。
実際に切開を行える切れ込みのないタイプと、あらかじめ切り込みが入った繰り返し使える2種類の部位があり、左右どちらでも手技が行えます。
実際にドレナージチューブ(トロッカーカテーテルなど) を挿入できます。
挿入部位のランドマークとして第5, 6肋間があります。
胸膜はお手持ちのサージカルテープ(紙製) を貼り付けて再現して下さい。
表皮にはシリコーンを使用し生体に近い外観と感触を持ち、訓練に臨場感を与えます。
心嚢穿刺の穿刺部位を特定する為の骨格(剣状突起、肋骨弓)があります。
正しい角度・深さで穿刺を行ったときに模擬血液を引くことができます。
誤った角度や深く刺しすぎた場合にはエラー音が鳴ります。
頸静脈の怒張を再現できます。(手動式)
表皮にはシリコーンを使用し生体に近い外観と感触を持ち、訓練に臨場感を与えます
※18Gより細い針をご使用下さい。