可視光ベースの共焦点顕微鏡では、深部の情報を十分に観察することができないことがあります。組織の奥深くに求める画像があるのに、散乱光やダメージによる理由で観察を諦めざるを得ないケースがあります。
卓越した光学設計のライカ TCS SP8 マルチフォトン (MP) システムは、長波長の赤外光を発振するフル統合型赤外線 (IR) 励起レーザー、高効率のハイブリッド検出器(HyD)、赤外波長域に合わせて最適化した光学系で構成されます。それにより、赤外光が組織の奥深くにまで浸透し、細胞と細胞レベル下で進行するプロセスの微細なディテールを超高感度で探り出します。
観察対象が厚みのある器官切片であれ、まるごと採り出した器官全体、あるいは生きているモデル生物であれ、ライカ TCS SP8 MP を使えば、見たいものをすべて観察することができます。