動脈瘤のクリッピングや脳動静脈奇形(AVM)の除去であれ、微小血管減圧術やバイパス術であれ、大脳構造と血流を明確に可視化し、評価する能力は非常に重要です。
GLOW800 拡張現実(AR)蛍光システムと ICG を使って、立体感のある、リアルタイムの血流画像によって拡張された、自然な色での大脳構造画像を見ることが可能です。
白色光による顕微鏡画像と黒/白の近赤外(NIR)ビデオを切り替えるために手術を中断する必要がありません。
脳血管手術中に拡張された単一の画像を利用できることで、外科手術における利便性を体験いただけます。
単一の画像に脳血管領域のあらゆる情報を網羅
ひとつのリアルタイム AR 画像により、白黒の血流ビデオと白色光による解剖学的な画像を呼び出して再調整する必要がなくなります。
鮮明な描出によって、周囲の穿通枝や小血管の障害や閉塞の可能性を低減するのに役立ちます。
深奥部の視認性にすぐれ、暗い周辺部がないため、クリアな空間感覚が得られ、血管の処置に役立ちます。
手術におけるベネフィット
GLOW800 AR による可視化で、脳血管手術の各工程をサポートし、また術後のイメージングもサポートします。たとえば動脈瘤のクリッピングの場合:
クリッピングの位置と動脈瘤の閉塞を評価
クリッピングした動脈瘤へとつながる近位および遠位のすべての血管枝に血流があるか、血管の順行性の送血が行われているかどうかのチェック
クリッピングによって、よじれや部分的な閉塞など周囲の血管の障害が引き起こされていないかの確認
ワークフローを中断することなく血流を可視化
白色光とリアルタイムの蛍光血流観察像を同時に表示できるため、白黒の NIR 蛍光ビデオと白色光モードを切り替えるために手術を中断する必要がありません
M530 顕微鏡と完全に一体化されているため、GLOW800 モードはハンドグリップまたはフットスイッチを使用し、ワンタッチで起動できます。