テストステロン(17-hydroxyandrost-4-ene-3-one)は、C-4とC-5の間に不飽和結合、C-3にケトン基、C-17の位置に水酸基を持つC19ステロイドである。このステロイドホルモンの分子量は288.4である。
テストステロンは、血液中に分泌される最も重要なアンドロゲンです。男性では、テストステロンは主に精巣のライディッヒ細胞から分泌される。女性では、循環テストステロンの約50%がアンドロステンジオンの末梢変換に由来し、約25%が卵巣から、約25%が副腎から分泌される。
テストステロンは二次性徴の発現に関与しており、その測定は性腺機能低下症の評価に有用である。
女性では、高濃度のテストステロンは、一般に多毛症や男性化、多嚢胞性卵巣、卵巣腫瘍、副腎腫瘍、副腎過形成で認められる。
男性では、テストステロン高値は視床下部下垂体ユニット疾患、精巣腫瘍、先天性副腎過形成、前立腺がんと関連している。
テストステロン低値は、以下の疾患の患者で認められる:下垂体機能低下症、クラインフェルター症候群、精巣の女性化、睾丸摘出およびクリプトルキディズム、酵素欠損症およびいくつかの自己免疫疾患。
テストステロンEIAキットは、ヒト血清中の総テストステロンの測定用に設計されています。
検査の原理
Testosterone EIA は、一定量のウサギ抗テストステロンに対して、検体中のテストステロンと Testosterone-HRP 抱合体が競合的に結合する原理に基づいています。
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