OmniSEC Reveal
GPC/SEC用のアドバンスド検出器
屈折率、UV/Vis吸光度、光散乱、固有粘度検出器を内蔵したOmniSEC Revealは、最先端の統合GPC/SECマルチ検出器です。 合成・天然ポリマーおよびタンパク質などの包括的な分子特性評価を提供します。
OmniSECシステムとしても購入でき、既存のGPC/SECシステムに接続するスタンドアロンモジュールとしても購入できるOmniSEC Revealは、アドバンスドGPC/SECシステム用のマルチ検出器モジュールです。 合成ポリマー、天然ポリマー、多糖類、タンパク質の特定評価を行うために屈折率(RI)、UV/Vis吸光度、光散乱、および固有粘度検出器を備えています。
また、これらの検出器は濃度、dn/dc、絶対分子量、固有粘度、分子サイズ(RhおよびRg)、およびMark-Houwinkパラメータなど、複数の分子特性を測定できます。 温度制御型検出器コンパートメント(20~65°C)は、ベースラインの安定性を改善し、検出器間の配管の体積を最小限にして、検出器間のバンド広がりを最低限に抑えます。
OmniSEC Revealは、包装やエネルギーから食品や薬品に至るアプリケーションでポリマーの分子特性をバルク特性に関連付けることができます。 タンパク質特性評価機能を学術研究やバイオ医薬品開発に使用できます。
- OmniSEC Revealの光散乱検出器は、感度が高く、200 Daの分子量、または100 ngの質量でも測定が可能です。 90°直角光散乱(RALS)の感度と7°低角光散乱(LALS)の精度をあわせ持ち、最高レベルの感度と精度を実現します。 フローセル容積は18 µLなので、バンド広がりを最低限に抑えることができます。
- OmniSEC Revealの自動平衡機能付き粘度検出器には、ユーザが交換可能なキャピラリーを使用しています。このため、粘度検出器は堅牢かつ便利なものになります。 接液部に316ステンレススチールを使用しているため、塩分やpHの制約をほとんど受けません。また、交換可能なブリッジを備えているため、すばやく交換できます。さらに、自動平衡式なので、設定も簡単です。
- 屈折率検出器は、ほぼどのようなサンプルでも濃度を測定できます。 検出器群の最初に配置され、バンド広がりを最低限に抑え、測定品質と感度を最大限に高めることができます。
- UV/Visフォトダイオードアレイ(PDA)は、UVおよび可視スペクトル(200~900 nm)をカバーしています。
- 複数の検出器のデータを組み合わせ、流体力学的半径(Rh)、回転半径(Rg)、Mark-Houwinkパラメータを計算します。