Calprotectin Rapidは、ヒト便検体中のカルプロテクチンを測定するための定性イムノアッセイです。カルプロテクチンRapidは、他の臨床所見や検査所見と合わせて炎症性腸疾患の診断の補助を目的としています。このイムノアッセイは、専門家による体外診断用の手動測定用に設計されています。
診断の妥当性
炎症性腸疾患(IBD)は、糞便カルプロテクチンの検出によって診断されます。カルプロテクチンは主に細胞質好中球顆粒球に存在し、好中球の活性化後に放出され、免疫反応において主要な役割を果たします。放出されたカルプロテクチンは、血清中、体液中、糞便中に存在することから明らかなように、炎症のマーカーとして作用する。したがって、腸管内腔への好中球侵入の代替マーカーとして作用する。このようにして、有機的に誘発された腸疾患は、過敏性腸症候群のような機能性腸疾患と効果的に区別することができる。
適応症 - 炎症性腸疾患
概要 - ヒト便検体中のカルプロテクチン測定用迅速イムノクロマト検査法
形式 - カルプロテクチンに対するモノクローナル抗体を塗布したテストストリップ
インキュベーション時間 - 10分
サンプル量 - 1~2g/mLの便サンプル
測定数 - 10 (10 x 1) 測定
---