Patchliner(パッチライナー)は、フルオートで最大8細胞を同時測定が可能なオートパッチクランプ装置です。実験の自由度が極めて高く、ギガシールによる高いデータ品質により、Patchliner はオートパッチ市場で最も多機能な装置の一つです。
ハードウェア:
細胞外 & 細胞内液の交換
化合物暴露 & washの回数に制限なし
温度コントロール(アプリケーション参照)
温調式セルホテル
ボルテージ & カレントクランプ + ダイナミッククランプ
Patchliner Quattro または Octoの 2モデル(4ch または 8ch アンプ)
シングル & マルチホールチップ(社内製造)
シリーズ抵抗補償
アプリケーション:
電位依存性 & リガンド依存性チャネル
温度依存性チャネル
生理学的温度でのパッチクランプ実験
ホールセル & 穿孔パッチ
細胞株, 初代細胞, 幹細胞
CiPA用にバリデート済
細胞使用量を最少化
簡便 & カスタマイズ可能な解析ツール
Patchliner は多機能でありながら堅牢なシステムであり、イオンチャネルの生物物理学や作用機序などの基礎研究のほか、TRP channels の熱刺激による活性化、Ca2+-活性化チャネルの internal exchange による活性化、 nAChα7 のようなリガンド依存性チャネルに対する短時間暴露法による高速な細胞外液交換など、高度なパッチクランプアッセイに理想的な装置です。
また、Patchliner はCiPA イニシアティブに沿ったhERGや心筋のイオンチャネルの安全性スクリーニングなどのルーチンなアッセイにも最適なツールです。
2006年の発売以来、世界で100台以上の装置が、アカデミック(46%)、製薬会社(34%)、CRO(20%)に導入されています。その高い成功率(>80% ギガシール)、細胞使用量の最少化や初代細胞や幹細胞への実績などのアッセイ最適化により高い評価を受けています。
電気生理学者とエンジニアからなる専門チームは、社内でのアッセイ系構築、ソフトウェアおよびハードウェアの改善に継続的に取り組み、お客様のアッセイに関するご要望に迅速に対応し、カスタムメイドのソリューションを提供します。