SURFE²R N1同様、SURFE²R 96SE は微小なトランポーター/ポンプ電流を検出するためにSSM法による電気生理学を採用し、スループットは96ウェル同時測定へと向上させています。
トランスポーターサンプルは 96ウェルフォーマットの金コートのセンサーに適用します。ユーザーの負担をさらに低減するため、すべてのコーティング行程を SURFE²R 96SE 本体で行うことが可能です。
どのような基質もトランポーターの活性化に使用できます。発生したトランスポーター電流は、適切に検出・分析されます。サンプル調製、測定、データ解析に至るまでの全プロセスの完全自動化が可能です。
SURFE²R 96SE の特徴
蛍光プローブや放射標識リガンドを用いず測定可能
低ノイズの96chアンプによる96ウェル同時測定
10,000 データポイント / 日
小型自動分注機 CyBio® Felix に統合
サンプル調製を含む実験ワークフローを自動化
EC50等のデータ解析、エクスポートを全自動化
デッキ数8ポジション (1 well ~ 96 well)
SSM法による電気生理学の特徴
100以上のターゲットバリデート済み、SSM-電気整理学を使用した100以上の査読付き論文
トランスポーター、ポンプ、リガンド依存性チャネル
非起電性トランスポーターや糖類の活性評価にも適用可能
精製したトランポーター、細胞から調製したベシクル、プロテオリポソームなど
ラベルフリーの電気的測定
0.1~1 µg タンパク/センサーの少サンプル量で100実験まで実施可能
パッチクランプ法より高いシグナル増幅率
律速な結合カイネティクスの評価
EC50、IC50、速度定数、トランスポーター遺伝子多型の比較など
当測定技術では、1990年後半に確立した Solid-Supported Membrane- (SSM法) に基づく電気整理学測定手法を採用しています。SSM-電気整理学測定法の詳細は Technology section に示しています。SURFE²R 96SE は SURFE²R N1 以上のハイスループット評価が必要な化合物またはトランポーターのスクリーニング・プロジェクト、スループットを必要とする基礎研究においてに最適なプラットフォームです。SURFE²R 96SE はSURFE²R N1より約100倍の生産性を誇っています。