このアッセイは、ヒト血清および血漿中の高感度心臓トロポニンT(hs-cTnT)含有量の定量測定を目的としています。
使用目的
ヒトの高感度心臓トロポニンTはTNN2遺伝子によってコードされており、その中でアイソフォーム6またはTnT3は、287個のアミノ酸からなる正常な成人の心筋組織の主要なアイソフォームです。
心筋トロポニンは、筋肉の興奮性収縮カップリングにおける重要な構造タンパク質であり、主に細い筋フィラメントに結合して心筋細胞骨格を構成し、細胞質に遊離型で約2%〜8%存在します。プロミオシンの固定サブユニットとして、cTnTは骨格筋トロポニンとは明らかに異なるミオカルポニンT組織特異性は、高い特異性と優れた感度を備えた心筋損傷のマーカーです。
アドバンテージ
コールドチェーンは必要ありません。
シングルパッケージ。
コンパクトで便利。
原理
サンドイッチの原則。
高感度心臓トロポニンT(hs-cTnT)テストキットは、近接ハイブリダイゼーション制御CRET(化学発光共鳴エネルギー移動)に基づくウォッシュフリーで均質な戦略を採用しています。
メインコンポーネント
25凍結乾燥球試薬
サンプル要件
1.血清は、通常の血清採取チューブまたは凝固促進剤を含むチューブで採取することをお勧めします。すぐに使用できない場合は、2〜8℃で保管し、24時間以内に試験を完了することをお勧めします。24時間以内に試験ができない場合は、-20℃で1ヶ月間凍結する必要があります。
2.沈殿物または綿状物質を含むサンプルは、遠心分離(4000rpm、10分)してからテストする必要があります。
3.サンプルは、テスト前に室温(15〜30℃)に戻す必要があります。凍結したサンプルは、使用する前に完全に解凍し、再加温し、十分に混合する必要があります。凍結融解を繰り返しないでください。
4.熱不活化サンプル、溶血およびその他の異常なサンプルは廃棄する必要があります。
対象機器
南京ポクライトバイオテクノロジー株式会社製化学発光イムノアッセイアナライザー(HSCL-5000)に使用される高感度心臓トロポニンT(hs-cTnT)テストキット。