直線加圧測定方式(iNIBP)を正確に使用するために設計された、iNIBP対応カフシリーズの使用を推奨しています。リユーザブルカフシリーズ「YAWARA CUFF2」は、iNIBP対応であるだけでなく、患者さんへの安全性はもちろん、やさしさにもこだわって設計しています。
iNIBP測定には、YAWARA CUFF2の使用を推奨しています
直線加圧測定(iNIBP)対応の対応カフシリーズ以外でのiNIBP測定は推奨しておりません。非対応のカフを使用してiNIBP測定を行いますと、減圧測定に切り替わりやすくなります。
YAWARA CUFF2は、直線加圧測定方式(iNIBP)に対応していないベッドサイドモニタでもお使いいただけます。その場合、iNIBPはお使いいただけませんが、上記2.~6.の項目は共通となります。
1. 直線加圧測定方式 (iNIBP) 対応
血圧測定中にカフからノイズが生じると、正確に血圧を測定することができません。ノイズを生じさせる原因はさまざまですが、YAWARA CUFF2は、カフ自体に加圧時のノイズを軽減する工夫を施し、iNIBPの性能を最大限に引き出すように設計されています。
面ファスナーのフック材を2種類組み合わせ、剥がす(垂直)方向と、加圧時に加わる引く(横)方向の両方に強くすることで、ノイズを軽減させています。従来の減圧測定方式にも使用できますが、iNIBP測定を行う際には、こちらのカフシリーズをご使用ください。皮下出血軽減のためのカフ構造
YAWARA CUFF2は、血圧測定による皮下出血発生の軽減を目的として、内袋に緩衝シートを加えることで、皮膚を挟み込みにくくする構造です。閉塞しにくいチューブ
日本光電オリジナルのチューブ構造で、不意にチューブが折れ曲がったり、潰されてしまった場合でも、空気の流れを確保できる構造となっています。
測定中にカフチューブが閉塞されたことに気がつかず、長時間にわたって患者さまの腕を圧迫し続けてしまうリスクを低減することができます。
”適用腕直径マーク”でカフ選択をより簡単に
患者さんの腕の太さに合わないサイズのカフを使用すると、正確な測定ができません。”適用腕直径マーク”を活用することで、カフを患者さんに装着する前に適正なサイズを確認できます。
. 内袋の出し入れを簡単に
着脱可能な外袋の取り出し口を大きくすることで、内袋の出し入れをしやすくしました。
洗浄・消毒を考慮した防水キャップ
チューブ先端に付いた防水キャップを装着することで、内袋への液体の侵入を防ぎます。
内袋の水洗いやアルコール消毒をするときは、防水キャップがしっかりと閉まっていることを確認してください。