多次元画像の自動取得を実現する、研究用正立顕微鏡のフル電動化モデル
ECLIPSE Ni-Eは、最先端の生物科学研究における観察自動化のニーズに応える、生物用電動正立顕微鏡の究極の進化形です。柔軟なシステム拡張性を備え、幅広い高度なアプリケーションをサポートします。
Ni-Eは、ニコンの独自の階層構造のほか、ステージ上下動タイプと対物上下動タイプから選べる2つの焦準機構、多彩な電動アクセサリー、観察方法の自動切り換えなどを採用しています。アプリケーションの新たな可能性を拡げ、高度な生物科学・医学分野の研究に完璧なソリューションを提供します。
特長・機能
システム拡張性を支える階層構造
ニコンの独自の階層構造により、1つの顕微鏡に2つの光路を同時に搭載できます。落射蛍光照明装置と電動吸収フィルターホイールの組み合わせや、フォトアクチベーションユニットとバックポートユニットの組み合わせを、二段に重ねて装着できるため、さまざまなアプリケーションに対応できます。
倍率切り換えに連動した自動調節機能
対物レンズの切り換えに連動してコンデンサー、開口/視野絞り、NDフィルター、ステージXYZ 移動量、同焦点補正などが最適な状態に自動調節されます。観察状態は任意に設定し、登録することも可能です。
観察モード切り換えスイッチ
明視野、微分干渉、位相差、蛍光などの観察方法を観察モード切り換えスイッチに登録しておいて、ワンプッシュで簡単に切り換えられます。同一標本の画像を観察方法を変えて撮影する場合などに有効です。
高精度Z フォーカス機構
共焦点レーザー顕微鏡との組み合わせでは、正確な高さ方向の情報が必要となります。Ni-E は高精度なZ フォーカス機構を内蔵し、正確な高さ方向の情報が取得できます。また、粗動・微動のそれぞれに専用フォーカスノブを搭載しているため、操作性が格段に向上しました。