柔軟性と拡張性を極めたモジュール照明システム
レーザーアプリケーションシステムTi-LAPPは、TIRF(全反射蛍光)、光刺激、落射蛍光、超解像(N-STORM)などの機能をモジュール化。任意のモジュールを自由に組み合わせることで、研究目的に応じて必要な機能だけをカスタマイズした顕微鏡システムが構築できます。例えば複数のTIRFモジュールを搭載することにより、異方性実験や2色TIRF画像の取得が高速で効率的に行えます。
また、Tiの階層構造を利用することにより、TIRFモジュール2つ+光刺激モジュール2つ+落射蛍光モジュールなど、最大5つのモジュールの同時搭載が可能です。
特長・機能
TIRF観察のための理想的なレーザー入射角度や光学系焦点アライメントは、試料や観察条件によって微妙に異なるため、これまでは設定や調整に熟練が必要でした。H-TIRFモジュールは、画像統合ソフトウェアNIS-Elementsを使用したオートアライメント機能により、システムが全反射状態を検知して、TIRF観察が行えるようにレーザーの入射角度や光学アライメントを自動的に調節します。エバネッセント光の染み出し深さやレーザー入射角度の設定値は、目的ごとまたは波長ごとに保存して呼び出せるため、常に一定の条件での観察が可能です。
また、グラデーションNDフィルターの使用により、視野の隅々まで均一な明るさの高品質なTIRF像が取得できます。