救急車内および緊急の血液検査
Stat EMS は、毛細管血1滴からグルコース、ケトン、乳酸、ヘマトクリットおよびヘモグロビンを測定します。 検査によりますが、数秒で結果が表示されます。 携帯型電子機器と使い捨てのバイオセンサー技術を組み合わせることで、Stat EMSは迅速かつ正確な簡易検査を現場で実施できます。
検査メニュー
Stat EMS は、至急の患者診断およびより早く効果的な救急治療を行うための重要な検査メニューを用意しています。 また、迅速なトリアージ評価や、外傷および敗血症の患者や特殊な事情のある患者を適切な場所に移送する判断も支援します。
グルコースおよびケトン
救急医療においては異常なグルコースレベルに頻繁に遭遇します。 病院前血中グルコース分析で保証する医療状態には、糖尿病、精神状態の変化、異常なバイタルサイン、発熱、疾病、吐き気、感染、発作、急性冠症候群、臓器損傷、外傷、敗血症、敗血症性ショック、熱傷が含まれます。 1-3
血中ケトン検査は、小児糖尿病患者の入院および死亡に繋がる主要因となるDKAを除き、迅速な判断を行います。4 アメリカ糖尿病学会およびInternational Society of Pediatric and Adolescent Diabetes (ISPAD)は、血糖値が 14 mmol/L を超える場合や発病中はいつでも糖尿病患者に対し血中ケトン検査を行うことを推奨しています。5,6
ラクテート:
病院前医療において、乳酸検査で以下の効果がもたらされます。
バイタルサイン単独よりも早い敗血症や敗血症性ショックの感度の良い発見8
目標指向の早期治療および移転先の医療スタッフによる高度な活性化のメリットを受ける可能性のある敗血症患者の特定10,11
外傷、重篤疾病、出血、急性冠症候群、急性呼吸不全、胸痛・腹痛の判断11-13