エタノールの酵素的定量法。アルコール脱水素酵素(ADH)とアルデヒド脱水素酵素(AlDH)を添加した後、反応によって生成されるNADHの分光光度法測定に基づく。
この迅速で簡便な特異的酵素法は、アルコール飲料、非アルコール飲料、パン、乳製品、果物、野菜などの食品、化粧品、医薬品、生体試料中のエタノールの定量に使用される。
エタノールは自然界に普遍的に存在する。アルコール発酵の最終生成物であり、アルコール飲料の主要成分である(ただし、ノンアルコール飲料や低アルコール飲料では「好ましくない」成分である)。果汁のような果実製品にエタノールが含まれることは、製造に使用された成分が分解した可能性があることを示している。エタノールの存在は、酵母の存在を示す間接的な指標でもある。化粧品や医薬品など、食品以外のものにも多量のエタノールが含まれている。
成分
- 溶液1(測定用緩衝液)
- 溶液2(補酵素NAD+)
- 懸濁液3(酵素AlDH)
- 懸濁液4(酵素ADH)
- 溶液5(エタノール標準溶液- 5.0 mg/mL)
詳細情報
出荷条件
室温
保管条件
2 °C~8 °C
用途
バイオ燃料, 乳製品, 発酵, 食品, ワイン
特徴
検出限界:0.093 mg/L、検出範囲:12~120 mg/L 0.12-120 mg/L
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