トロポニン(TnT)は、骨格筋と心筋の筋収縮に不可欠な3つの調節タンパク質の複合体である。心筋が損傷を受けるとトロポニン濃度が上昇する。そのため、トロポニン検査では血液中の心臓特異的トロポニン濃度を測定し、心臓障害の検出に役立てる。トロポニンタンパク質には、トロポニンC、トロポニンT、トロポニンIの3種類がある。
血清Tn-Tの臨床測定は、急性心筋梗塞の診断において重要な手段となっている。国内および国際的な科学団体は、急性冠症候群患者に新しい診断戦略を導入する際に、トロポニン、Tn-IおよびTn-Tを使用することを提案している。
仕様
測定範囲 0.02-15.00 ng/mL (20-15,000 pg/mL)
基準範囲 < 0.10 ng/mL
CV - <10
保存条件 カートリッジ: 2-30 °C / 検出バッファー:2-8 °C
保存期間 24ヶ月
---