α-フェトプロテイン(AFP)は、主に発育中の胎児の肝臓で産生される主要な血漿タンパク質である。胎児血清中に分泌されるため、母体血中および羊水中に存在する。いくつかの悪性疾患でAFP濃度が著しく上昇するのは、主に原発性肝細胞癌と非セミノーマ精巣癌である。
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また、消化管がん、ウイルス性肝炎、慢性活動性肝炎、アルコール性肝硬変、肺腺がん、膵臓がん、胆嚢がんなどでも高濃度のAFPが検出される。AFPは非セミノーマ精巣癌の重要な予後指標であることがよく知られているので、その最も決定的な役割は、治療後の臨床状態のモニタリングと患者の治療後評価にある。
仕様
測定範囲 - 1.0-400.0 ng/mL
基準範囲 - <15 ng/mL
保存条件 - カートリッジ:2~30
検出バッファー2-8 ℃
保存期間 - 24ヶ月
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