HLA(ヒト白血球抗原)は移植や特定疾患の主要な遺伝子マーカーである。従来、HLAタイピングは細胞傷害試験や特異抗体を用いた蛍光血清検査によって行われてきたが、PCR法を用いたDNAタイピング法がその特異性から広く用いられている。しかし、PCR法を用いたタイピング法では、結果解析に手間と時間がかかるため、新たな正確なタイピング法の確立と省力化が求められている。
HLA-ABCDRB1DQ RealAmp Kitは、リアルタイムPCR法に基づくHLAタイピング法を、迅速かつ正確に提供します。反応に必要なプライマーセットは96ウェルプレートに予め分注されており、迅速な処理とハイスループットを実現します。付属の自動解析プログラム(ソフトウェア)により、結果を簡単かつ正確に解釈することができます。
特徴
Real-Time PCR技術に基づいたSSP(Sequence Specific Primer)タイプ。
専用S/Wによる簡便な結果解析
使いやすく、解釈しやすい
96ウェルプレートに予めプライマーセットが分注されているため、時間短縮が可能
ハイスループット・システム
アッセイキット一式を含む
分析
- ヒト主要組織適合性複合体(MHC)クラスIおよびII
適合機器
- アプライドバイオシステムズ 7500 / Fast (ライフテクノロジーズ)
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