自動蒸留用システム 104 BD

コンピュータ制御バッチ式

PD104BDは、重要で繊細な製品のために設計されており、サンプルに直接触れる金属部品は一切ありません。システムは、機械式スターラー駆動のダブルジャケットの10Lガラス容器、ダイナミックプロセスサーモスタットで調温された精密なオイルで構成されています。ホウケイ酸ガラス製のDN25の銀メッキ蒸留塔は、用途に応じて様々な充填材を装備することができます。自動温度シーケンス制御のカラムヒーティングジャケットにより、断熱的な運転が可能です。カラムの還流比は、時間制御の還流分配器により個別に調整できます。 このシステムでは、フラクションをテンパリングラインを介して1つのレシーバーに排出するか、または6つのレシーバーを備え、運転中に真空を妨げることなく充填されたレシーバーを取り出すことが可能なカスタマイズされたフラクションコレクターに排出することが可能です。 このプラントは、大容量の真空システムとAET（大気圧換算温度）の自動計算機能を備えているので、目的の製品セクションを変換せずに直接入力することができ、還流分配器はあらかじめ選択されたカット温度に達すると自動的に全還流に切り替わります。これにより、無人の状態でもきれいな分離が可能です。プロセッサベースの蒸留コントロールユニットDCD4001を装備し、温度、真空、還流分配、フラクションコレクターなどのすべての蒸留パラメータは、IP65タッチスクリーンPCを使用した関連ソフトウェアで制御されます。限界値監視やセキュリティ機構により、安全な蒸留を実現します。