ヘリコバクター・ピロリ菌は、ヒトの胃粘膜を理想的な生息地とする細菌で、しばしば無症状で消化管に感染を引き起こす。
この検査は誰のためのものですか?
ヘリコバクター・ピロリ抗体検査は、体内にこの細菌が存在するかどうかを確認したい方を対象としています。
技術仕様
ヘリコバクター・ピロリ抗体検査は、糞便中のヘリコバクター・ピロリ抗原を検出するイムノクロマト法装置です。
内容物
テストカセット1個
希釈液入り採取棒・スポイト付きバイアル 1本
検体採取用紙1枚
使用説明書
使用方法
専用の採取シートを使って試料を採取します。
バイアル瓶のキャップを外し、引出棒をサンプルの3箇所に刺し、キャップを元に戻す。
キャップの先端を折ってスポイト部分を出し、希釈した試料をカセットに記載されているウェル(S)に3滴分注します。
結果の解釈
陰性 - サンプルからH. pylori抗原が検出されないか、その濃度がカットオフ値10ng/mL未満である。
陽性 - サンプルからヘリコバクター・ピロリ抗原が検出された場合、細菌感染が進行している可能性があるため、専門医に確認する必要があります。
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