2種類の試薬を順次添加するだけのシンプルなプロトコール
H2O2 と直接反応する基質を使用するためカップリング酵素 HRPも不要
ROS-Glo™ H2O2 Assayは活性酸素種(ROS)である過酸化水素(H2O2)レベルを測定する迅速で高感度なホモジニアス生物発光アッセイで、培養細胞あるいは特定の酵素反応より直接測定することができます。ルシフェリン誘導体基質をサンプルとともにインキュベートするとH2O2と直接反応してルシフェリン前駆体が生成されます。ROS-Glo™ Detection Solutionの添加によりこの前駆体がルシフェリンに変換され、 試薬に含まれるUltra-Glo™ Recombinant Luciferaseがサンプル中に存在するH2O2レベルに比例した発光シグナルを生じます。
直接的な細胞ベースの検出:血清の有無にかかわらず様々な培地で使用でき、アッセイ前に培養細胞から培地を除去する必要もありません。
シンプルで迅速なアッセイ:2種類の試薬を加えるだけのシンプルなホモジニアスアッセイによりサンプルの前処理も不要。アッセイは試薬添加後2時間以内に完了。
HRP未使用:ROS-Glo™ H2O2 SubstrateはH2O2と直接反応し、カップリング酵素としてホースラディッシュペルオキシダーゼ(HRP)を使用しないため、HRP阻害剤による偽陽性を排除。
自動化に適応:96~384ウェルプレート形式へ容易に対応。
柔軟なアッセイ:細胞ベースあるいは酵素ベースの両方で化合物スクリーニングに使用可能。
マルチプレックスに対応:リアルタイム細胞毒性アッセイCellTox™ Green Cytotoxicity Assayと併用した同一ウェルでのマルチプレックスアッセイあるいは生存性アッセイとのマルチアッセイでウエルあたりのデータをより多く入手でき、細胞培養のコストも低減。