リダスクリーン®Anti-ADM Antibodiesは、ヒト血清および血漿中のアダリムマブ(ATA)に対する抗体を定量的に測定することを目的とした酵素免疫測定法(EIA-MS)です。
主な特長
KU LeuvenのELISAテストのCEマーク取得済みバージョン
高い特異性を有する抗体
臨床試験で検証済み
自動ELISAリーダー(例:DSX®)で検証済み
治療薬モニタリング
アダリムマブ(ADM)は、炎症性サイトカインであるTNFαを標的とするヒト型抗体です。アダリムマブの登場により、炎症性腸疾患(IBD)、関節リウマチ(RA)、脊椎関節炎などの慢性炎症性疾患の治療に革命が起こりました。アダリムマブが深い寛解をもたらし、患者さんのQOL(生活の質)を改善することが示されています。アダリムマブ治療の導入時に奏効しない患者さん(一次不適応者)もいれば、時間の経過とともに奏効しなくなる患者さん(二次不適応者)もいます。
免疫原性
アダリムマブには免疫原性があるため、二次無効はしばしば抗アダリムマブ抗体(ATA)の発現に起因します。ATAは、アダリムマブ治療を受けているすべての患者様に発症する可能性があり、主に免疫複合体形成によりアダリムマブの活性を中和します。また、これらの免疫複合体は速やかに体外に排出されます。分析的には、これらの免疫複合体はアダリムマブの治療中濃度の原因となっています。したがって、アダリムマブのトラフ濃度が非常に低い場合(1μg/ml未満)、その後のATAの測定は、最適な治療方針を決定するために有用であると思われます。
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