フォーカス自動調整機能搭載のリモートプローブを備えた、世界唯一のラマンシステム
Virsa ファイバーラマン装置は、ラボのマイクロスコープではできないようなサンプルの分光分析や環境下での分光分析を実施できるシステムです。
Virsa は、LiveTrack™ ライブフォーカストラッキングと Monitor™ ソフトウェアを使うことで、表面が不規則なサンプルや位相変化に応じて形状が変化するサンプル、生産ライン上などで移動するサンプルのリアルタイム分析を簡単に行います。
性能
持ち運び可能な、高性能ファイバーラマンシステム
リアルタイムの白色光サンプル観察により高い精度でサンプルを標的化
1 点への移動でもマッピングでも、x/y/z 電動ステージで正確に対物レンズを位置決め可能
対物レンズを下向きと横向きから選択可能
汎用性
作業台の上や業界標準の 19 インチラックに 543×436×178mm の省スペースで設置可能なシステムです。ラマン分光を、従来のラボベースのシステムから広げたいと考えていた研究者にとって、理想的なシステムになっています。
LiveTrack テクノロジー
Virsa には、大型サンプルや不規則サンプル、移動サンプル、化学組成が変化するサンプルの分析が可能な光ファイバープローブを採用しています。このプローブには、当社の LiveTrack フォーカストラッキングテクノロジーが実装されているため、サンプルへフォーカスが自動で維持されます。質の高いラマンデータを取得できます。
Virsa 加熱冷却セル
Virsa のソフトウェアには反応をモニタリングする機能が内蔵されています。1 秒あたり最大で 8 回の計測が可能で、動的かつリアルタイムにデータの取得、分析そして表示できます。複雑なサンプルやプロセスのルーティーン計測に特に最適です。
コーティング
大型で、曲がったサンプルは、ラマン分析が特に難しいサンプルです。ガスタービンのブレードなど、複雑な表面の分析に理想的なのが LiveTrack フォーカストラッキングです。当社では、酸化と腐食を防ぐジルコニアコーティングの不均一を正確に測定できました。
ナノテクノロジー
ロール to ロール方式などで用いられる銅はく基材に生成したグラフェンフィルムを分析したときの例です。非常に薄いグラフェンをラマン分析するには、開口数の大きい高効率レンズが必要です。分析結果から、銅のトポグラフィとグラフェンの不均一な分布がわかりました。