生体組織や生体液を再定義する、使いやすくてコンパクトな卓上型ラマンイメージングシステム。
組織生検や組織断面、生体液などの生物学サンプル内の生化学種量や分布についての詳細情報を短時間で取得できる、生物学分野専用設計のシステムです。
RA816 生物学用分析装置は、病気の形成や進行に伴う生化学変化の特定や評価に使用できます。サンプルの前処理がほとんどまたはまったく必要なく、造影剤やタグも不要です。
特徴
RA816 生物学用分析装置は、生物サンプル分析のための実用的なシステムです。コンパクトで持運び可能で、生物学や臨床現場用の顕微鏡技術が搭載されています。
使いやすいハードウェアとソフトウェア
染料やラベルが不要
サンプルの前処理がほとんどまたはまったく不要
総合的な生化学情報を取得 (特定の分子ターゲットに関する事前知識が不要)
詳細については、RA816 プロダクトノートをダウンロードしてご覧ください。
高機能ソフトウェア
RA816 生物学用分析装置は PC で制御します。セットアップを事前に定義し、その事前定義をもとに測定の各ステップがソフトウェアによって処理されます。マクロイメージによって、作業の全体像を把握でき、サンプルを簡単に見つけて可視化できます。
RA816 生物学用分析装置とスクリーン
高性能
機能の校正とアライメントを内蔵していることで、安定かつ繰り返し精度の高い分析が可能になっています。サンプルの表面を追跡し、焦点を維持する LiveTrack™、そして高速のデータ収集とイメージ生成のための Streamline™ を実装しています。
RA816 生物学用分析装置
使いやすさ
RA816 生物学用分析装置は、オペレータがつきっきりにならなくてもデータの取得が可能な、臨床研究環境に理想的なシステムです。キューイング機能を使うことで、測定をセットアップ後、測定を装置に任せることができます。そのため、1 枚のスライドに載せた複数のサンプルをオペレータが介入せずにまとめて分析できます。
グリオーマの分類
オックスフォード大学 (英国) の神経病理部門と実施した研究にて、RA816 生物学用分析装置を使った健康な脳組織と病気の脳組織の判別が可能であることを実証しました。健康な脳組織と病気の脳組織の区別に際し、疾病マーカーを見つけたり標的化したりする必要がありませんでした。