研究用検査キット HTRF

セル

Total H2AX キットは、細胞内のヒト H2AX の発現レベルをモニターするように設計されており、Phospho-H2AX (Ser139) Detection キットのノーマライゼーションアッセイとして使用することができます。 オーバービュー Total-H2AXキットは、ヒトのヒストン変異体H2AXを定量的に検出します。H2AXのSer139での特異的なリン酸化は、電離放射線または内因性の生理学的プロセスのいずれかによって二本鎖DNAが切断されたときに起こる可能性があります。γ-H2AX（phospho-Ser139）と呼ばれるこの修飾は、細胞周期の停止とDNA損傷応答修復の引き金となるため、このアッセイはゲノムの安定性、細胞周期、DNA修復の研究に特に適しており、より広くはがんのバイオマーカーとして、また老化プロセスの研究にも適している。 その他の仕様 ユニットサイズ 500アッセイポイント 仕組み Total H2AX アッセイ原理 Total-H2AXアッセイは、細胞溶解液中のH2AXの発現レベルを定量します。ウエスタンブロットとは異なり、このアッセイは完全にプレートベースであり、ゲル、電気泳動、トランスファーを必要としません。Total-H2AXアッセイは、2つの標識抗体を使用する：1つはドナー蛍光色素に、もう1つはアクセプターに結合したものである。どちらの抗体もタンパク質上の明確なエピトープに高度に特異的である。細胞抽出液中にH2AXが存在すると、これらの結合体の添加によりドナー蛍光体がアクセプターに近接し、FRETシグナルが発生する。その強度はサンプル中に存在するタンパク質の濃度に正比例し、洗浄不要のアッセイフォーマットでタンパク質の発現を評価する手段を提供する。