本検査キットの感度および迅速診断ツールとしての応用について、ウイルス分離および血液中のPRRSウイルス抗体検出との比較により評価した。RT-PCR法は血清中のウイルス検出においてウイルス分離よりわずかに高感度であり、実験感染豚の血漿からのウイルス分離より顕著に高感度であった。血清中のRNAはTRIzolで抽出し、RNAテンプレートと特異的プライマーを用いてcDNA合成を行った。PRRSVの断片は、高温で変性、低温でアニール、中温で転写、Taq DNAでサイクルし、35回で100万倍に増幅される。RT-PCR産物を電気泳動し、ETBRで染色し、紫外線で特異的な断片を生成し、目で見ることができる。
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