島津製作所のICP質量分析計ICPMS-2040シリーズ/ICPMS-2050シリーズは、独自開発の先進的なミニトーチシステムにより、環境対応と分析性能の調和を実現しました。特別なオプションを必要とせず、測定時間を短縮し、ワークフロー効率の最適化に貢献します。さらに、ソフトウェアには、オペレーターの介入を最小限に抑える様々な機能、オプション、メンテナンス情報が付属しており、ワークスタイルに革命をもたらします。
特徴
優れた環境性能
先進的なミニトーチデザイン、再設計された衝突/反応セル、高性能四重極マスフィルターとの組み合わせにより、優れた分析性能を持ちながら環境に優しいシステムを実現しました。
- 独自の先進ミニトーチシステム
再開発された高感度ミニトーチ
トーチの設計を最適化することで、アルゴンガスの消費量を抑え、プラズマへのサンプル流量を減少させ、サンプルのイオン化効率を向上させました。新しいデザインは、インジェクターの目詰まりの問題を軽減しながら、以前のモデルと比べて感度を約2倍に向上させました。
低アルゴンガス消費
ICP-MSシステムの大きな欠点は、アルゴンガスの消費量が多いことです。島津製作所のミニトーチシステムのアルゴン消費量は11 L/minで、一般的なプラズマトーチの3分の2です。7m3のガスボンベを使用した連続運転時間は最大10時間。待機時にエコモード(プラズマ5.5L/min)を利用すれば、アルゴンガス消費量をさらに削減できる。
- 衝突/反応セルの再設計
- 高性能四重極マスフィルター
追加コストなしのハイスループット
- 「高速セルガスパージ」による測定時間の短縮
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