未知を可視化する 走査型プローブ顕微鏡(SPM)とは、試料表面を非常に鋭いプローブで走査し、その3次元像や局所特性を高倍率で観察する顕微鏡の総称です。SPM-9700HTは、ハイスループット観察をさらに進化させました。
特長
観察時間の短縮を実現するハイスループット・スキャナ
高速応答を実現した新開発のHTスキャナーと最適なソフトウェア、制御システムの設計により、従来比5倍以上(当社比)のスピードで画像データを取得することが可能になりました。スキャナーの交換が容易なため、既存のスキャナーを使用することができます。また、既存のSPM-9700にHTスキャナーを追加することで、ハイスループットな観察が可能になります。
高安定・高スループット
光学レバーとカンチレバーをヘッドに内蔵しているため、ヘッドをスライドさせるだけでサンプルの交換が可能です。レーザー光を遮断することなくサンプル交換ができるため、サンプル交換後もレーザー照射特性が非常に安定しています。レーザー停止に伴う光軸等の再調整が不要なため、分析時間の短縮が可能です。
マウス操作による多彩な3D描画機能
マウス操作により、画像の回転、ズーム、Z軸倍率を自在に変化させ、直感的に視野角や倍率を調整することができます。試料の物性と高さ情報を重ね合わせて表示するテクスチャー機能など、高度な解析ツールを使用することができます。
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