多数のサンプルを高速・簡便に解析できる
全自動スペクトル型セルアナライザー
「多数のサンプル測定を簡単かつ安定的に行いたい。」SA3800はそのようなご要望に応えるために開発されました。先進のスペクトル光学技術と3次元駆動のオートサンプラー「3D AutoSampler」、使いやすさを追求したソフトウェアを統合する事で、研究者の皆様のワークフローの大幅な効率改善と低コスト化に貢献します。
ソニー独自の「スペクトル解析」を採用。細胞一つ一つから得られる蛍光スペクトルを検出し、アンミキシング計算により、客観性の高い解析が実現できます。また、細胞由来の自家蛍光も測定・分離が可能で、高精度解析を実現します。
ソニー独自のスペクトル解析
従来のフィルター方式が蛍光の一部の波長領域を検出し個別にデータ化しているのに対して、スペクトル方式では細胞一つ一つの蛍光スペクトル波形をスペクトルプロットとして可視化します。従来の二次元プロットやヒストグラムに加え、蛍光シグナルの特徴を視覚的に捉えることができます。
スペクトル・アンミキシング
スペクトル方式では、マルチカラー解析の際、フィルター方式が必要とする蛍光の漏れ込み補正(Fluorescence Compensation)に替えてスペクトル・アンミキシングを実行します。
スペクトル・アンミキシングでは、各蛍光色素のスペクトラルリファレンスと独自の近似計算アルゴリズムを用いて、個々の細胞の蛍光スペクトルの形状を元に各蛍光の成分データを生成します。オペレーターに依らない客観性の高い解析が実現できます。