ハクスリー卿が開発したマイクロマニピュレーターの名機で、現在でも多くの研究者が手動式マイクロマニピュレーターの最高峰と位置付けています。MP-85は、内蔵された粗動マニピュレーターによる非常に大きな可動域と、微動マニピュレーターによるサブミクロンの精密な可動という利点を有しています。粗い位置決めは、上部に取り付けられた3軸のマニピュレーターで実現します。超微細な位置決めは、ベース部に搭載された大型マイクロメーターで行います。このマイクロメーターは、10:1の減速機構により、スムーズで正確な動きを実現しています。
MP-85は、真鍮とステンレスの構造により、非常に重く堅牢で、優れたダンピング特性を持つマイクロマニピュレーターです。パッチクランプ記録や細胞内記録など、ドリフトを嫌うアプリケーションに最適です。
MP-85は、クロムメッキとアルマイト処理で腐食を防止しています。J.R.ウォールが設計した回転ベースは、ステンレス鋼と真鍮製のスピンドルから削り出され、薄いテフロンワッシャーが軸受面を提供しています。
MP-85マイクロマニピュレーターのアプリケーションへの適合性と使用に関する追加情報については、Sutter Instrumentにお問い合わせください。
特徴
モーメントアームを2重バネにすることで、バックラッシュとねじれをゼロにする
マイクロマニピュレーターは、精密な回転ベースに取り付けられており、ポジティブストップとロック機能を備えています。
粗動は、X、Y、Zの粗動と、Xの微動を加えたクロスローラーベアリング仕様です
マイクロマニピュレーターは、右手用と左手用が注文可能です
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