大容量フローキュベットFLOWCELLは、10μmから10,000μm以上の粗い粒子を含む懸濁液のQICPICによる動的画像解析に適用されます。柔らかい分散媒の場合は、最大16,000 µmまで対応可能です。流路径は10 mmと20 mmで、それぞれ10 l/minと20 l/min以上のサンプルスループットを実現し、代表的な粒子数を達成することが可能です。
フローセルは、ジュース中のパルプやイオン交換体などのポリマーなど、液体中の粗大粒子の測定に適した非常に柔軟なオープンループ型セルです。また、エマルション中の圧力やせん断応力に敏感に反応する粒子や、凝集プロセス、重合などにも使用できます。
QICPICの測定ゾーンに設置された基本ユニットと、排水口へのホース接続で構成されています。縦型の堅牢なステンレス製キュベットは、底部の接続部を手動で基本ユニットのOリングシールに押し込むことができます。これにより、キュベットは下部のホースに接続されます。キュベットは、回転可能なキュベットホルダーで固定されています。キュベットの垂直位置は、照明ビームに正確に合わせることができます。上部のホースはスクリューコネクターで接続されており、簡単に取り外すことができます。キュベットホルダーの両側には、レーザーの安全性を確保するために黒い金属製のシリンダーが2つ付いています。
典型的なアプリケーションでは、サンプルはフローセルの上部にある容器からキュベットに供給されます。サンプルは重力によってキュベットを通過し、排水口またはテーブルの下にある第二の容器に送られます。電源や装置の制御は必要ありません。FLOWCELLは、測定レンジM8またはM9と組み合わせて、QICPICシリーズの全機種に使用することができます。
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