自動サンプラー

ULTISAMPLERは、1台の分散器と1台のセンサーで高いサンプル処理能力を持つユーザー向けに開発されました。全自動ハンドリングロボット MULTISAMPLER/dry と MULTISAMPLER/wet は乾式と湿式のアプリケーションに対応します。レーザー回折式センサーHELOSによる粒子径測定、画像解析式センサーQICPICによる粒子径・粒子形状解析に使用されます。 最大70本のサンプルバイアル（各39ml入り）がラックからセンサーに供給されます。単一サンプルは、レーザー刻印されたDataMatrixコードによって識別されます。これにより、分散や測定手順をソフトウェアで直接割り当てることができます（必要な場合は、サンプルごとに異なります）。試料を最適に保護するために、バイアルは茶色のホウケイ酸ガラスでできています。DataMatrixのコードはセラミック基板にレーザーで刻まれているため、再利用が可能です。バイアルは、ほぼすべての化学薬品に耐性を持つPTFE-シリコンセプタムキャップによって密封されています。70サンプルで足りない場合は、ラックエクステンションオプションを使用することで2倍の140サンプルまで増やすことができます。 MULTISAMPLER/wetを湿潤環境での測定に使用する場合、2重の注入針を持つ特別設計のサンプラーを使用します。この装置では、直径 1 mm までの粒子を供給することができます。これにより、完全な試料が分析されることになります。セプタムキャップは、サンプルや分散媒による環境の汚染を防止します。適切な洗浄サイクルを制御プログラムに追加すれば、分散媒の切り替えも可能で、アプリケーションに柔軟に対応できます。