溶液試薬 Capturem™

緩衝液質量分析法用液体

Capturem Trypsinは、質量分析(MS)分析用の一般的なタンパク質消化ワークフローが4時間または一晩の消化を必要とするのに比べ、室温でタンパク質を迅速、効率的、かつ完全に消化します。対照的に、Capturem Trypsinの迅速でシンプルなプロトコールは、中断のないプロテオーム解析ワークフローを可能にします。Capturem Trypsinは、当社の新しいCapturemテクノロジーに基づき、膜に固定化されたトリプシンをミニスピンカラムまたは96ウェルプレートフォーマットで提供します。Capturem Trypsinは、溶液中での消化にしばしば必要とされる時間のかかるインキュベーションと比較して、わずか数分でタンパク質サンプルを完全に消化し、自己分解断片が少なく、より優れた効率を提供します。さらに、Capturemスピンカラムとプレートを使用することで、溶液内消化でよく見られる過剰消化を避けることができます。各ウェルまたはカラムで最大80µgのタンパク質または25µgの抗体を処理できます。 より効果的なプロテオーム解析 Capturem Trypsinを使用したタンパク質分解は、MS分析用のサンプルの前処理において、溶液内分解よりも効果的です。なぜなら、酸化やその他のタンパク質修飾につながる可能性のある長い分解時間や、ペプチドやタンパク質の同定を困難にし、再現性を低下させる可能性のある自己分解の増加を避けることができるからです。 迅速で簡単なプロトコール Capturem Trypsinには、ミニスピンカラムまたは96ウェルプレートと活性化バッファーが含まれています。Capturemタンパク質の消化は、迅速で簡単なプロトコルで実行されます。200μlの活性化バッファーをセットし、1-2分間スピンした後、タンパク質サンプルをセットし、さらに1分間スピンするだけで、ペプチドが溶出され、下流の分析に使用できます。