Vitassay Transferrin Turbidimetry キットは、ヒトの便検体中のトランスフェリンを定量的に検出するためのキットです。
Vitassay Transferrin -Turbidimetric Assay-は、ヒトの便サンプル中のトランスフェリンを定量的に検出するための迅速な比濁分析法です。
便中のトランスフェリンを簡便かつ非侵襲的に検出することができ、消化管出血の検査に有用な高感度アッセイです。本製品は、いくつかの自動分析装置に最適化されています。
トランスフェリン比濁法は、ポリスチレンラテックス粒子に塗布した抗抗原抗体と検体中の抗原との凝集反応に基づくものです。
この凝集反応は、試料中に含まれる抗原量に比例した吸光度の増加として測定されます。
トランスフェリン(Tf)は、主に肝臓で合成される鉄輸送性タンパク質(分子量=76.500 Da)で、正常血清中に2.0~3.0 g/Lの濃度で存在する。血中濃度はヘモグロビン(Hb)の1〜2%ですが、トランスフェリンは安定性が高く、糞便の腸管滞留時間が長い場合でも、Hbよりも高感度の出血指標となると考えられています。
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