複雑な科学の課題に対する回答を求めることがお客様が行っていることであり、使用する科学ツールとそれらによって得られる情報により大きな違いがもたらされます。優れた分離性能を備えた ACQUITY UPLC I-Class PLUS システムは、分離能と感度を最大限に高める新しい可能性を提供します。これにより、サンプルの特性解析が強化されるとともに生産性が改善して、ラボのサイエンスが進歩します。
ACQUITY UPLC I-Class PLUS システムを使用することで、超低レベルの拡散とディレイボリュームにより、非常に効率的で迅速な分離を実現できます。ACQUITY UPLC I-Class PLUS システムにより、シャープで超高効率のピークを得ることができ、質量分析計の感度が向上するとともに、複雑なサンプルの特性解析が簡素化します。
概要
バイナリーソルベントマネージャーを使用して精密かつ正確なバイナリー溶媒混合を実現し、内蔵の溶媒選択バルブにより最大 4 種類の溶媒を混合でき
フロースルーニードルと固定ループインジェクターのオプションにより、アプリケーションに応じたサンプル注入の汎用性が得られる
プログラム可能な装置設定によってキャリーオーバーが極限まで抑えられ、高感度の質量分析計とも適合
カラム全体にわたって正確な温度制御が可能で、アクティブプレヒーターを使用して 1 ~ 2 本のカラムに設定可能
高レベルのクロマトグラフィー分離能により質量分析計の性能が向上し、共溶出による干渉が低減
ウォーターズの Empower ベースの自動システム適格性評価ツール(SQT)を使用することで、年次適格性評価にかかる時間とコストが低減
Empower、Masslynx、UNIFI、およびいくつかのサードパーティー製ソフトウェアパッケージが対応。
推奨用途:サンプルの特性解析を向上させるとともに、生産性を改善してラボの科学を進化させる。
サンプルをより深く分析する
ACQUITY UPLC I-Class PLUS システムを使用することにより、バンド拡散が低減して分離能が改善し、研究を促進する分離が実現します。
分析時間を短縮し、溶媒消費量を削減できます。重要な決定のために必要なデータを短時間で得ることもできます。ACQUITY UPLC I-Class PLUS システムは既存の LC ワークフローに適合するように設計されており、サンプルに何が含まれているかを明確に知ることができます。
この例では、テトラカインの不純物分析を ACQUITY UPLC I-Class PLUS システム(システムバンド拡散 4 µL)と UHPLC システム(システムバンド拡散 20 µL)の両システムにおいて、同条件で実施しました。ACQUITY UPLC I-Class PLUS システムでは、非常に良好な分離が得られました。
MS の性能を向上させるインレット
ACQUITY UPLC I-Class PLUS システムは、LC-MS が重要な役割を担う最先端の研究を行っているラボの急速な進歩に対応できるように設計されています。
ACQUITY UPLC I-Class PLUS システムを使用することで、以下のことが可能になります。
狭いピーク幅で分解能とイオン化効率が改善し、質量分析感度が向上
優れたキャリーオーバー抑制性能により、感度が向上
多次元 UPLC 構成による選択性の高い分離により、サンプルの特性解析が改善
ディレイボリュームが極めて小さいことにより、分析時間が大幅に短縮