今日のラボでは、多様で複雑なサンプルからの多くの疑問に回答を求める挑戦に直面しており、これらに対処するには様々な検出技術が必要です。ACQUITY UPLC フォトダイオードアレイ (PDA) 検出器は高度な光学検出が可能であり、スペクトル分析性能により、微量の不純物をこれまでにないレベルで検出、定量することができます。
化合物の同定からメソッド開発まで、幅広い分析に最適な検出器です。ルーチン分析に最適な ACQUITY UPLC PDA 検出器は、信頼性が高く、使いやすく、ソフトウェア制御が強化されており、2D および 3D の操作を同時に実行する柔軟さを備えています。
概要
高い光学分解能とデジタル分解能により、シグナル対ノイズ比が低くても、ライブラリーマッチングにより微量の不純物の定量を実現
あらゆる UPLC 分離での、分析種の検出のための柔軟なパラメーターコントロール
Empower と MassLynx ソフトウェアのどちらでも、2D と 3D 操作を同時に実行可能
波長 190 ~500 nm、最大 2.0 AU で直線性が損なわれない、
光導波路型の低容量フローセルにより光の透過効率が向上し、直線性を損なうことなく最大 2.0 AU まで定量可能
推奨用途:クロマトグラフィー感度を最大に維持しながら、微量の不純物の検出および定量を達成
波長オプションを使用して必要なデータを取得する
ACQUITY UPLC PDA 検出器により、低濃度サンプル分析種の検出と定量、および紫外線波長(最大 500 nm)にわたるスペクトルの比較が可能になります。ACQUITY UPLC PDA 検出器を高性能 UHPLC/UPLC システムと組み合わせることにより、複数の UPLC-MS 検出戦略の要件を満たすことができ、従来の HPLC に基づいた分析法では分離が難しかった成分を同定できます。
比類のないシグナル対ノイズ比、高い光学分解能とデジタル分解能、高感度ライブラリーマッチングが実現します。
高性能 UHPLC/UPLC システムを使用して、低レベルの成分をマッピングし、化合物のピーク内で微量レベルの不純物を特定できます。
単にノイズを低減するために、光学的帯域幅や直線範囲に妥協する必要はありません
正確なスペクトル分析で化合物を同定
小口径、大容量の ACQUITY UPLC カラムにより、低容量のピークが生成されきます。バンドの広がりを避け、濃度を維持するためには、検出器のフローセル容量をそれに応じて小さくする必要がります。従来の吸光度検出器のフローセルで必要容量を低減するには、光路長を短くする必要があり、その結果感度が低下します。
ウォーターズは、ACQUITY UPLC PDA 検出器向けに、最適な光路長とハイスループットの低容量光導波路型フローセルを設計しました。このセルは、全反射の原理を利用した Teflon AF で構成されており、内部吸収をなくすことで光透過効率が向上しています。
性能を損なうことなく検出能と分解能を最適化
ACQUITY UPLC PDA 検出器は、1.2 nm の固定光学分解能で動作し、高品質のスペクトル分解能が得られます。低検出器ノイズ性能により、直線性を損なうことなく最大のデジタル分解能で操作できます。