hs-cTnI Rapid Quantitative Test (Chemiluminescence Immunoassay)は、ヒト血清、ヘパリン/EDTAなどの抗凝固剤を含む血漿および静脈全血検体中の高感度心筋トロポニンI(hs-cTnI)濃度をin vitroで定量的に検出するためのもので、主に心疾患の補助診断に用いられます。
製品詳細
アプリケーション
心筋トロポニンI(cTnI)は分子量37kDaのタンパク質で、筋収縮の調節に関与するトロポニン複合体のサブユニットである。
正常では末梢血cTnI濃度は低い。しかし、急性心筋梗塞(AMI)や局所の虚血性障害が起こると、その分子量の小ささから濃度が急速に上昇し、ヒトの血流中に速やかに放出される。
cTnI測定法は感度が高いので、心筋障害の同定に非常に有効であり、手術、外傷、過労、筋疾患による骨格筋障害と臨床的に区別することができる。
ヒト血清、血漿、静脈全血検体中のcTnI濃度の定量は、主に急性心筋梗塞(AMI)の診断の補助として用いられている。cTnIの測定は、心筋細胞傷害の高感度かつ特異的なマーカーであり、急性冠症候群が疑われる患者や既知の患者の評価と管理における貴重なツールとなる。
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