はじめに
HbA1cは、赤血球中のヘモグロビンが血糖値と結合したもので、2~3ヶ月間の平均血糖値を反映することができます。
臨床的意義
血液中のグルコース濃度が高いほど、赤血球に検出されるヘモグロビンA1cの濃度も高くなります。
ヘモグロビンA1cの値は、約3か月間の血中グルコースの平均値と相関します。
糖尿病でない人のヘモグロビンA1cの正常範囲は、約4~5.9%です。糖尿病でグルコースコントロールが悪い人は、ヘモグロビンA1c値が7%以上になります。
ヘモグロビンA1c値は、糖尿病患者の長期にわたる血糖コントロールを判断するために日常的に使用されます。
ヘモグロビンA1c値を1%下げると、微小血管合併症(例えば、糖尿病性の眼、神経、腎臓の病気)のリスクが10%減少します。
利点
速読時間:5分
保存期間:24ヶ月
サンプルの種類全血
専用のキャピラリーチューブでサンプルを直接採取できます。
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