はじめに
Growth STimulation expressed gene 2は、インターロイキン-1受容体ファミリーの一員です。
ST2は、心不全(HF)の予後を改善するためのクラスⅡの適応症として挙げられています。可溶性ST2タンパク質(sST2)は、血管の健康状態を示すバイオマーカーであり、冠動脈疾患、心筋梗塞、アテローム性動脈硬化症、巨細胞性動脈炎、急性大動脈解離などの様々な心血管疾患、虚血性脳卒中、肥満、糖尿病などの診断および予後予測に有用です。心筋の肥大、線維化、心室機能障害は、sST2の異常値と関連しています。
メリット
シンプルな操作性と高速応答(15分
臨床的意義
可溶性ST2の濃度が高いと、心筋の線維化が進み、心臓のリモデリングが悪化し、心血管の転帰が悪くなると言われている。
想定される使用方法
ICU、呼吸器内科、救急部、循環器内科、救急車
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