仮想手術計画は、ORに変換できてこそ価値があります。そのための効果的な方法は、サージカルガイドを使用することです。サージカルガイドとは、滅菌可能な材料で作られた小さなカスタマイズツールで、患者さんの体内で短期間使用することができ、のこぎりやドリルを計画した方向にガイドします。ご要望に応じて、切断面やドリル穴、それぞれの角度など、術前の完全な手術計画をサポートします。この計画を実際の手術に反映させるために、私たちはサージカルガイドを設計しました。サージカルガイドは、患者さんの骨の所定の部位に正確にフィットし、正しい位置、正しい角度(そして正しい深さ)で切断やドリルを行うことを可能にします。
ガイドはあらゆる種類の手術(骨切り)に使用できますが、自家骨移植(腓骨または腸骨稜)を用いた下顎再建や髄膜腫切除によく使用されます。ここでは、腸骨稜移植片を用いた下顎骨切除再建例と、以下に腓骨移植片を用いた同様の下顎骨再建例を紹介します。
症例1:腸骨稜を用いた下顎骨切除術と再建術
手術計画
下顎骨の分割切除と自家骨による下顎骨再建(フリーフラップ)は、慎重な3D手術計画の恩恵を受けることができるデリケートな処置です。CTスキャンから正確な3D骨モデルを作成し、それを手術計画ソフトウェアで使用することができます。このソフトウェアを購入するための資金や、習得するための時間を投資する必要はなく、私たちのバイオメディカルエンジニアが一緒に行います。私たちは一緒に切断面を定義し、下顎骨の仮想切除を行います。
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