HieffTM Gold T4 DNA Ligaseは、ATPを補酵素として用いた場合、dsDNAの鈍端または粘着端において、隣接する核酸の5'リン酸端と3'水酸基端にホスホジエステル結合を形成する触媒作用と、RNAとssDNAまたはssRNAが二本鎖で連結する触媒作用がありますが、完全に一本鎖の核酸間の連結は触媒することができません。
本製品は、RNAの3'末端の標識、RNAやDNAオリゴヌクレオチドの環状化、cDNAのクローニング等に適しています。
単位の定義
20μLの反応系で、6μgのλDNA-Hind III分解物を16℃、30分間反応させたとき、DNA断片の50%以上をライゲートさせるのに必要な酵素量を1ユニット(U)と定義した。
品質管理
エキソヌクレアーゼ残基の検出:本品10UとλDNA-Hind III 0.5 μgを37℃で4時間インキュベートし、DNAの電気泳動バンドに変化がないことを確認した。
ニッカーゼ残基の検出:本品 10 U と IL23R プラスミド 0.5 μg を 37 ℃で 4 時間インキュベートし、DNA の電気泳動バンドは変化しなかった。
注意事項
1.バッファーを溶解する際に、少量の沈殿が生じることがありますが、正常です。逆さに混ぜてからご使用下さい。
2.安全衛生のため、操作時には白衣と使い捨て手袋を着用してください。
3.本製品は研究用です
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