本キットは、試験管内でヒト血清中のマグネシウムイオンの含有量を定量的に検出するために使用されます。
臨床適応の背景
高マグネシウム血症、低マグネシウム血症などの補助診断に用いる。低マグネシウム血症は、慢性下痢、高アルドステロン症、低副甲状腺症、肝硬変、膵炎、潰瘍性大腸炎、血液透析を受けている人、慢性アルコール中毒、妊娠中毒、インスリン注射後(マグネシウムは細胞に移行)、慢性腎炎、多尿などの患者でよく認められる。血中マグネシウムの増加は、乏尿、脱水、アジソン病、糖尿病性アシドーシス、慢性腎不全の患者さんなどでみられます。
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