インプラント埋入時および埋入後から長期の各時期にインプラントに要求される機能。
それぞれの期待に応えられるようTSXは設計されています。
TSXは抜歯窩への即時インプラント埋入に際し、特に尖端部での骨との嵌合を高めるようにデザインされています。1*
インプラント尖端部での初期安定性の獲得
TSXは、特に尖端部での骨との接触率IBIC(Initial Bone-to-Implant Contact)を高めるデザインを採用し、プライマリースタビリティの獲得が期待できます。IBICとプライマリースタビリティには高い相関関係があります
TSX インプラント尖端部における安定性の試験 1*
TSX抜歯窩プロトコルで埋入した場合、埋入トルクが35Ncm以上。
TSVインプラントに比べ、埋入時に骨と接触するインプラント表面積が25%増加(TSX抜歯窩プロトコルの場
TSX ハイブリッドサーフェイス
TSXインプラントはカラー部とボディー部に異なる表面加工を採用しています。ボディ部には長期臨床実績のあるMTXサーフェイスを継続採用し、カラー部にはZimVie社で長年用いられているDAE加工を施しています。
ペリインプラントヘルス ー
TSXインプラントのカラー部には、ZimVieインプラントで長年採用されてきた加工手法である特許取得済みのデュアル酸処理(DAE)を施しており、インプラント周囲炎リスクの軽減が期待できます
一般的にバクテリアが集合することでバイオフィルムの形成とインプラント周囲炎のリスクを高めます。粗さを抑えたDAE加工のサーフェイスは、機械研磨の表面と同程度のバクテリア付着を示し、バイオフィルムの形成およびインプラント周囲炎のリスクの軽減が期待できます。またDAEサーフェイスは機械研磨表面と比較して、骨とインプラントの高い接触率を保ちます
MTXサーフェスは、HA結晶顆粒を用いてグリッドブラスト処理を行い、フィクスチャー表面を表面粗さ1~2μmのマイクロピット状に加工した表面性状です。骨とインプラントとの高い接触率(BIC)および骨伝導能力があります。29, 30
MTXサーフェイス長期臨床実績
Tapered Screw-Vent MTXインプラントの臨床生存率1,553本についての結果:15-28
インプラントの生存率は平均98.7%(95.1%から100%の範囲)
フォローアップ期間は3から120ヶ月まで(平均36.4ヶ月)
それぞれの結果は、患者選択や臨床経験によって異なります。
その他、数多くの短期的(5年以下)な臨床研究では、Tapered Screw-Vent®インプラントの品質、性能に関して、即時/待時埋入だけではなく、即時/待時荷重条件下で報告されています。