AED Pro®は、ZOLL独自のReal CPR Help™による質の高いCPRをサポートする機能に加え高い堅牢性と汎用性を兼ね備えた半自動除細動器です。
日々さまざまな環境下において傷病者への対応をおこなっている医療従事者、航空医療従事者、軍医療従事者に支持されています。
幅広い汎用性
AED Proは、4つの本体バリエーションにより、消防車のみならず救急車の搭載にも対応させました。アクセサリを変更することにより、プレホスピタルからインホスピタルまで使用することが可能です。
高い堅牢性
耐塵/耐水性は過酷な現場での使用に対応するためIP-55を満たしており、
1.5mからの落下試験を実施
Real CPR Help
AED Proは、CPR Stat-padzと組み合わせることにより、胸骨圧迫ヘルプ機能のReal CPR Helpを使用することが可能です。
このデータはRescueNet™ CodeReviewで閲覧できます。
傷病者への負担が少ない「直線二相性波形(RBW)」
の除細動
除細動器により身体(胸部)に同じ電気ショックを与えても、その流れやすさ(インピーダンスと呼びます)は傷病者の体格などにより異なります。
身体に流れる電流の強さはオームの法則として知られる、電流(A) = 電圧(V) ÷ インピーダンス(Ω)により決まるため、 一般的に、インピーダンスが異なると、同じ電圧を掛けても流れる電流の強さは変わります。
AED Proの除細動波形である直線二相性波形(RBW)は、ZOLL社独自の出力波形で、一定の電流である第一相と、 それに続く、 逆極性の切断指数波形の第二相から成り、傷病者のインピーダンスによらず、電流の強さを維持できることが特徴です。
除細動を行う場合、除細動に有効な電流を流さなければなりません。しかし、ピーク電流がある、 減衰型の二相性波形の場合は、万が一、 過剰なピーク電流が流れると、身体(心筋)を傷つける可能性があります。一方、直線二相波形の場合、ほぼ一定の電流で、ピーク電流が見られないため、傷病者への負担が少ない電気ショックを行うことが可能です。